壁穴レス急の壁紙再利用修理担当の向原です。
今回は私が修理に伺うことが出来なかったお客様より頂いた「壁紙再利用修理」と称した某業者の事例をご紹介します。
壁紙再利用壁穴修理の特徴は以下のとおりです。
- 破損した壁紙を使用するので違和感がない。
- 柄入りの壁紙でも一面張り替えずに壁穴修理が可能なためお部屋の雰囲気が変わらない。
- 壁穴修理が壁紙一面張替えに比べて大掛かりにならない。
- 一面張替えよりもお得。
などなどで壁穴レス急でも人気の修理方法です。
まったく当てはまらない。
この写真は「修理前」の写真ではありません。
修理後の写真になります。
お客様がどうしても納得が行かなくて私に確認してほしいと送って頂いた写真です。
この壁穴修理で33,000円だそうです。
足元を見られたとしか思えません。
修理前の状態の写真がこちらです。
私の見立てでは十分に壁紙再利用による壁穴修理が可能と判断していましたがお客様と私の都合が合わず、他社にご依頼されたそうです。
お客様は転居されるとのことで、お日にちに余裕がありませんでした。
素人の方が修理したんですよね
壁穴レス急ではこのような仕上がりの壁紙再利用修理は修理したとは言えません。
お金を頂けれるレベルの修理ではありません。
画像を見る限り整形するためにカットしたカッターの線もくっきり出ています。
また、破損した壁紙跡もくっきりとわかります。
一般の方がDIYで修理されたのなら納得もできますが、壁穴修理業者を謳ってのこの仕上がりは詐欺レベルと言っていいでしょう。
肝心の壁穴修理の方法が不明
依頼されたお客様は立ち会うお時間が無くお任せになったようです。
お任せが悪いのではありません。
しかし、肝心の壁穴の修理方法が不明なのです。
壁穴レス急は事例にも修理工程を公開しておりますが、公開していない壁穴修理も修理工程を撮影しています。
立ち会いがない場合には修理完了後に工程写真を確認して頂いておりますので「壁穴修理方法が不明」ということは起こりません。
写真を見る限りですが再利用の壁紙が不自然に浮いているように見えますので石膏ボードやリペアプレートでパテ処理をしっかりした壁穴修理をしたようには思えません。
壁穴レス急では下地をしっかりと入れた上で石膏ボード部分張り替えを基本としていますので壁穴修理後は壁紙にローラーを強くかけてもびくともしない修理になります。
壁穴修理のプロとして
私は壁穴修理を1万件以上行っていますが、このレベルでしか修理ができないのなら廃業しています。
また、壁紙再利用修理の経験が少ないのであれば素直に壁一面張替えを見積もればいいだけです。
一面張替えであれば不慣れな内装業者でもごまかしが効きますので綺麗になったと思います。
壁穴修理業者への依頼のコツ
壁穴レス急の作業可能地域外のお客様は下記のことに気をつけて修理業者にお見積りや作業依頼をしてください。
- 壁穴の修理歴はあるのか?
- 実際に修理した事例をサイトに掲載しているか?
- 掲載していない場合には数箇所の修理事例写真を送ってもらえるか?
- 壁紙再利用修理だけでなく「壁一面張替え」もできる業者なのか?
- 壁穴修理の方法はしっかりと説明されているのか?
壁紙再利用壁穴修理は壁穴だけではなく、壁紙を綺麗に仕上げて初めて成立します。
壁の下地や構造、壁紙の材質やクセなどを熟知していないと綺麗には仕上がりません。
また、壁穴修理業者と謳っている業者さんの中には壁一面を張り替えることは出来ない業者さんもおりますのでご注意ください。
今回の件は相談された私もショックでしたのでご紹介させて頂きました。