事務所内で従業員の方が勢いで壁を蹴ってしまったそうです。
今回のケースは、穴の近くにある壁のコーナー対して、右に2.4m・左に2.7mの壁紙と同時にH/75mmのソフト巾木もめくりました。
そして、壁穴周辺を下地材を入れるために20cm角の大きさにカッターを使いボードをカットしました。
※石膏ボードをカットする前あらかじめ壁穴に手を入れ、既存の下地が近くにあるかを調べてからカッターを使いボードをカットします。
カットしたボードの上と右に下地材を入れビスで固定します。左と下は既存の木下地をうまく利用しました。
穴をふさぐボードとの接着力を上げるため下地材の表面に木工用ボンドを流します。
同じ厚みの石膏ボードを使い、先程補強を入れた下地材に対して四方をビスでしっかりと固定します。
既存ボードと新たに固定したボードとの間には、必ず微妙な段差や隙間ができます。そのれをなくすため、まずは目の粗い下塗り専用パテを塗ります。
下塗りパテをドライヤを使ってしっかり乾かした後、目の細かい仕上げ専用パテを使い仕上げます。
いろんなメーカーを調べましたが既存の壁紙と同じ柄の物がなかったので、なるべく近い柄を探し施工させて頂きました。
壁紙と壁紙の重ね切りをする際、石膏ボードの表面に切り込みが入りますと壁紙のつなぎ目が後に開く原因になります。そこで薄いプラスチック製の下敷きテープ(緑色)を入れ既存の石膏ボードを切らないよう丁寧に施工しました。
広範囲に壁紙を貼り替えましたので全体的に綺麗になりました。
壁穴も当然跡形もなく消えて無くなりました。
お客様の声
先日は、お忙しい中至急の依頼をしてしまい申し訳ありませんでした。おかげさまで、安心してお客様をお迎えできるようになりました。
20年以上もそのままで黄ばんだ壁に、合うような壁紙をギリギリまで探して頂き、とてもきれいに仕上げてもらって大満足です。
もう壁に穴をあけるような事は無いと思いますが(笑)また機会があれば利用させていただきます。
本当にありがとうございました。