お客さんが、店内の壁に穴を空けてしまったそうです。
あと、近くに小さい凹みもありました。
穴の空いている石膏ボード周辺の壁紙をはがし、、下地を入れるために約35cm角にボードをカットします。四角く切り取った 上の下地(鉄板)は既存の下地をうまく利用しましたが、今回の下地材は軽量鉄骨(薄い鉄板)が使用されていました。※左下の壁面にへこみもあります。
石膏ボードをカットする前あらかじめ空いている穴に手を入れ、既存の下地が近くにあるかを調べてからカッターを使いボードをカットします。
カットしたボードの3方に木で下地補強を入れ、ビスでしっかりボードに固定します。
※上の一箇所(軽量鉄骨)は既存の下地です。
既存のボードと同じ厚み(12mm)を使い、下地材を入れた箇所にボードをはめ込み四方をビスでしっかりと固定します。
既存の石膏ボードと、新たに固定した石膏ボードとの間には必ず微妙な段差や隙間ができます。その為、パテ処理で段差や隙間をなくしていきます。一回目に使用するパテは下塗り専用パテで、やせが少ないタイプを使用します。
※写真の左下にあった壁の凹みも同時にパテで処理をします。
ドライヤを使って一回目のパテを乾かした後、目の細かい仕上げ専用パテで丁寧に仕上げていきます。
時間短縮のために2回目のパテもドライヤを使い乾かしていきます。
幾つかのメーカーを調べましたが、同じ壁紙が見付からなかったのでお客さまに了解をもらいこのシートの裏に隠れている壁紙を使用する方法をとりました。
シートを移動し、補修に使用する壁紙を綺麗にめくります。
シート裏から綺麗に剥がした壁紙を、柄を確認したあと必要な大きさにカットします。
シートの後ろから剥がしてきた壁紙を、細かい柄まで完璧に合わせて補修しましたのでパット見分からないくらいの仕上がりでした。